歌詞がないと覚えられないことについて


どうも音源をきいているだけではなかなか歌詞を覚えられない私ですが、ちょっとふと思いだしたことがありました。
その昔MBCラジオで「フタバちびっこ歌のプレゼント」というコドモ向けの番組がありました。
検索するとひっかかってこないのでこれは私が書こう!と今使命感に燃えた(笑)
でも詳しいことはよくわかんない、気が付いたときは私は中1で、そう、アニソンヲタをはじめたばかりのころです。それ以前から流れていたと思うんですが、私が気が付いたのはこのころですね。
基本的には子供向けのリクエスト番組で、アニメソングや童謡が多かったみたいでした。ちょうど「山口さんちのツトムくん」が流行り始めていて、毎週曲がながれていたっけ。
で、それとともにアニソン・特ソンも多く流れはじめていて、私の様な人種(爆)がぼちぼち増殖しはじめたんでしょうねぇ(笑)
しばらくしてその番組は、なんと電リク番組になり、日曜の午後は用事がない限り、ずーっと電話機を握ってました。ラジオに出るのはコツがあって
「妹弟のために兄姉が電話をかけてあげて、『妹(弟)に代わります』といって代わるとしばらくしてまた電話がもどり、『妹さん、ラジオでお話してもらいますね、このまま魔っててね』と担当のかたとお話する」と(笑)
私には9つ下の弟がいるので、この手をつかってよく出させてもらいました。
一番印象がつよかったのは「紅三四郎」を流してもらったことですねぇ。
たぶん、中2のときに生ミッチにお目にかかったときにデビューは「紅三四郎」と伺ったのでそれ以来どうしても聴きたい聴きたい〜と思っていたからそれ以降、だから中3のときかな?ホントによかったです。


で、こうやって自分のリクエストが流れたり、他の人のレアなリクエストがかかったりすると、当然テープに録音してました。
最初はただのテレコだったのでラジオをぴったりとくっつけて録音、後にラジカセを買ってもらうまでそういう原始的なことをしていました。
で、録音したものはその日のうちに歌詞を書き出す。1フレーズ1フレーズごとにテープをとめて書いて、わからなければ巻き戻して何度もきいて……
そうやって書き溜めたアニソン歌詞ノートは3冊くらいになつたかな?
1頁を縦に2分割したから2曲かいていたわけで、だいたい30枚のノートで60ページ×2曲×3冊、だから180曲?くらいのアニソンを自力で歌詞をかきだしたんだなあ。
そして自分で書いたものは忘れない。耳と手を使って何度も聞き直して書いたものですもの。
英単語を覚えるのと同じかしら。エライぞ当時中学生の自分。
でも、鹿児島ではオンエアのなかった曲をリクエストしてくれた人もいてホントに貴重な番組でした。


こういうパワーが昔はあったのねぇ。
「歌詞がないから覚えられない」なんて言い訳はやめよう。
今は昔よりもずっと便利になってるじゃないか。
パソコンでもCDやMP3は再生できる、テキストソフトを立ち上げれば歌詞もすぐに書き出せる。
ま、便利な歌詞サイトがあるわけなんだけど、最終的にはそこにもないのは自力で書き出そう。
ボケ防止にも……なるんじゃ……ないかな……(ぉぃ)

後日談ですが……

20代のころ、天文館でバイトしていたらそのお店に植田美千代さんがいらっしゃいました。そう、この「フタバちびっこ歌のプレゼント」のパーソナリティをしてらしたのです。
私は「フタバちびっこきいてました〜」っていうととてもびっくりされて「あ〜あったわね、やってました。うわーなつかしい……」と言ってくださったんです。
その後、母がいうには「城山スズメ」で植田さんの担当の日に「フタバちびっこをやってた、またあんな番組をやってみたい」とおっしゃったそうで、もしかして私とお話したことが呼び水になったかな?とひそかに喜んでました。
まあ、いい番組でした。またやらないかなあ……とは私も想います♪