「スピード」を見て「新幹線大爆破」を思う…


昨日の日曜洋画劇場はジャパニーズ・パニック・ムービーとしては名作の誉れ高い「新幹線大爆破」をパクった疑惑のある「スピード」(前焼き長い)この作品を17マニア(正確にはキッドの脳内愛人♪)の私がのがすはずもなく、22時から23時まではチャットも携帯で参加しつつ見ていました♪
チャットでは大番頭に「リメイク」と言いましたが、この95年版が「スピード」としてはオリジナルなのね。つまり元ネタの「新幹線大爆破」から30年近くたってパクられたというか。
このころからハリウッドのスタッフは日本映画のサルベージをしていたのでは?と思います。
10年近くたって「リング」などの名リメイク作ができたことを考えると、そんな感じ。


で、女性がバスを運転するところなんかは「タービュランス」を彷彿とさせる〜と思っていたら
「職業変えたらどうだ?パイロットに」なんてキアヌ・リーブスがいうので
「え、私のテレパシー通じた?」なんて、おバカなことを思ったりして(笑)
17と「新幹線大爆破」がナニのつながりがあるかというと、知らない方のためにちょっとご説明しますと、17の中のお話で

  • 第18話「恐怖の夏休み!暴走する新幹線」
  • 第19話「夏休みのプレゼント!ワンセブン超特急」

という前後編のお話がありまして、このお話には「新幹線大爆破」のフィルムがバンクとして多用されてるんです。
ブレインは新幹線ロボというロボットをつくり、そのまま新幹線「ひかり41号」になりすまして走り出すという、なんか私が文章へたで文字にすると笑えるけど、映像は緊迫しています。ひかり41号になりすますにあたり、運転士も乗客も全員殺しててブレイン兵士が乗り込んでるんですね。
キッドも大活躍してるし(そっちの視点?でもガキに「おじちゃん」呼ばわりされてるし…まだ当時の暁さんって30歳なのに…でもまーすでに貴子ちゃんが産まれてるから「おじちゃん」でもいいか…_| ̄|○)、ブレインに対抗すべく佐原博士が開発していたスーパーコンピュータのビッグ・エンゼルにも絡んでくるので、とても重要なお話なんです。
そういえばビッグエンゼルの設計図のやりとり云々、というエピソードも「新幹線大爆破」とかぶるなあ。


で、話をもとにもどして、「スピード」を見ながら、いちいち「新幹線大爆破」と比較するんですけど、カメラの視点がずっと新幹線の車内であることがなおさらパニックムーピーとしての緊迫感があるんですけど、「スピード」は結構開放的なイメージがあって、それほどパニくらないかなあ?と。
思うにパニックものって日本はうまいと思う。
私は「吸血鬼ゴケミドロ」も特撮ホラーというよりはパニックムービーだと思ってるんだけど、この映画も人間のエゴ丸出し、パニックのときの人間の心理状態を描きだすのは日本はうまいなあ〜と思います。イヤ今はどうかわかんないけど……
でも、今の時点ではとても日本でも「新幹線大爆破」のリメイクなんかできないだろーなあ。
自戒の意味でもパニックものの新作を願う。無理なことでしょうけど・