定岡正二さん


今日のスタパ定岡正二さん。
甲子園のスター、巨人のエースを経て野球解説者、タレント活動、そして鹿児島のクラブチームの監督とご活躍されてます。


昭和49年、夏の甲子園で定岡さんを投手に擁した鹿児島実業高校東海大相模(当時2年生の原辰徳さんがいたそうです)の準決勝の延長15回の試合は甲子園史でも名勝負といってもいいのではないかと思います。
あのとき、私は小学校6年生でした。
甲子園での鹿児島代表はそれまで初戦敗退ばかりで、準々決勝まで進出できたのは鹿児島としても快挙だったのです。


家族そろって甲子園のテレビを見ることもそれまでなかった。
第4試合だったのかなあ、ちょうど夕方で、甲子園は延長でテレビ放送は中断したんだけど、鹿児島だけ急遽ケーブルをつないで放送したんです。
我が家ではそれを知らずにラジオを聞いていたんだけど、それでも鹿児島実業が勝った瞬間は嬉しくて涙が出ました。


以来鹿児島ではやはり定岡さんといえば鹿児島出身の著名人であるわけですが……


スタパでいろいろ話をしていくなかで、定岡さんが鹿児島のチームを引き受けたお話を聞いて……
「自分は鹿児島で育てられた、自分の野球の基本は鹿児島にあると思う、だから鹿児島でなにか後に続く人に伝えたい」
とおっしゃったのですが、そのとき私は
「ミッチと同じだ」と思ったのです。


ミッチもボーカルスクールをひらくときに
「今まで自分が教わってきたことを次に続く人に伝えたい」とおっしゃっていました。


どんなジャンルでもこうやって技と心は伝えられていくんだなあ……と思いました。


基本的に定岡さんっていい人だなあとおもう。
有働ちゃんは「薩摩隼人ですね」っていってたけどホントにそうですね。
今日のスタパはみてよかったと思います。